私は関西から福井県に嫁ぎました。北陸地方の中でも福井は雪の多い地域で、11月には初雪が降ることもあり、雪と密着した生活をおくっています。福井にきて最初の冬はあまりの寒さにワンシーズンで3度も体調を崩したほどでした。
福井で冬を乗り切るためには、温かい防寒着が欠かせません。そこでおすすめしたいのがバートルの防寒コート7211です。
福井で生活していると、朝起きてカーテンを開けたら「あたり一面銀世界」といった経験を何度もします。この美しさには本当に感動するのですが、それは雪かきをしなくてはならないサインでもあります。一晩で何十センチも雪が積もってしまうので、玄関から出られないのです。
そのため、スコップなどの雪かきセットを用意して、ひとまず家族が通れるように雪の中に道を作ります。そのあとは、車が出せるようにガレージの前の雪かきをします。福井は車社会のため、一人一人が自転車を所有する感覚で車を所有していることが多いのです。
車が出せなければ、一日がはじまりません。
雪かきをしていると、5分もすれば体が凍えてきます。もともと冷え性の私にとっては、雪かきはかなりの苦痛をともなう作業です。とはいえ、家の前やガレージにある雪をかきださないことには、一日をはじめることができず、逃げるわけにはいきません。
最初の冬は、独身時代から持っていたウールのコートで雪かきをしていました。しかし機能性よりもオシャレを重視したコートでは、首回りや腰回りから冷気が入り込んでしまい、ホッカイロをはっても20分が精いっぱいという状況です。
そこで私は、ユニクロのヒートテックを重ね着したり、靴下を二重にはいたりといろいろと対策をするようになりました。
福井にきて最初の冬は、まさに「雪に負かされてしまった」という感覚でしたが、一年ごとに自分なりの対策ができるようになってきました。つらい雪かきを乗り切るためにベストなコーディネートのポイントは、ニット帽、アウター、防水加工が施されている手袋、長靴、この4点を必ず含めて着用することです。
マフラーやネックウォーマーも温かいのですが、時間のない中でマフラーをまく時間をもったいないと感じることもあります。また冬になると、私はほぼ毎日タートルネックを着用するため、マフラーは必要がないとも感じるのです。
そして私がアウターで着用することの多いバートルの防寒コート7211は、首回りがとても温かいのが特徴でタートルネックで十分なのです。手袋はニットのものを使うと、すぐに水がしみてくるため、スノーボードで着用するような防水加工が施されているものが安心です。
私は福井にきてからバートルというアパレルを知りました。ユニクロともGUとも違う、独特の雰囲気のあるブランドです。とにかく機能性を重視したウエアに強いというイメージがあります。バートルは1958年に広島で設立された、ワークウエアのアパレルブランドです。
お隣の山口には有名なユニクロの本社がありますが、ユニクロが設立されたのは1949年ですので、ユニクロよりは新しい会社です。
またバートルと比較されることの多いワークマンは1982年に設立されています。ワークマンよりもバートルのほうが、ずっと歴史があるのですね。
丈の長い防寒コート7211は、腰回りがとても温かいのが特徴です。また裏地には全天候型保温素材のサーモトロンラジポカという素材を使用しているそうです。とにかく軽くて暖かく、そして腕や肩も動かしやすいので機能性は申し分ありません。
ネック部分のファスナーにも注目です。ファスナーのスライダーが首やあごにあたると、とてもひんやりとすることがあります。しかし、防寒コート7211では、スライダーが肌に直接触れないような設計になっているようで、まったくそのようなことがないのです。
あの一瞬の「ヒヤッ」とする感覚がないのはありがたいことです。また手首の部分は、インナーカフスという仕様になっているため、隙間から雪が入り込んでくることもありません。ウールのコートで雪かきをしていたころは、スースーと冷気と一緒に雪の塊が入ってきたこともあったので、考えられている商品だなと思います。
私は女性で防寒コート7211を着用していますが、男性でも女性でも使えるデザインなので雪国で暮らす人、皆さんに防寒コート7211をおすすめします。カラー展開はネイビー、ブラック、マーベリック の3色です。
マーベリックとはオレンジのことで、私はマーベリックを購入しました。寒い冬に、少しでも温かみを感じられるように暖色がいいかなと思ったことが理由です。ネイビーやブラックは、クセがないので男女問わず、またビジネスの場においても着用できるのではないかと思います。
とはいえ特に女性にはマーベリックをオススメします。マーベリックは白い雪の中でも目立つので、安全性もそれなりに確保できますし、普段のお出かけで着用するコートにここまで鮮やかなコートを選ぶことはまずないからです。
雪かきをするためのモチベーションを無理やり上げるためにも、マーベリックはいいですよ。
ここまで私が押している防寒コート7211ですが、先日はバスの中でブラックバージョンのコートを着用している男子高校生を見ました。バスに男子高校生が3人乗ってきたのですが、そのうち2人はスポーツブランドのものを、そして1人が防寒コート7211を着用していました。
その時聞こえてきた会話が面白かったのです。スポーツブランドのダウンジャケットを着用していた2人が「今日はとても寒い」と言ったことに対し、防寒コート7211を着用している高校生は「そんなことない」と答えていたのです。
2人が着用しているダウンジャケットは、防寒コート7211に比べると、値段が3倍ほど違うはずです。
しかし高級なコートを着用する2人は寒いと言い、経済性にすぐれる防寒コート7211を着用する高校生は、寒くないと言っています。
私は思わず心の中でガッツポーズをしてしまいました。
雪かきのために購入した防寒コート7211を、街の中で見かけたのは少しうれしい出来事でした。雪国での生活では、オシャレに加えてしっかりと防寒ができる機能性を重視したウエアが必需品です。夫も、私が防寒コート7211をとても気に入っている様子をみて、自分も欲しくなったようです。
バートルの防寒コート7211に出会えたおかげで、福井の冬も少し好きになりました。
関連サイト>>バートル防寒着